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猫をしつけることってできるの?

「猫はしつけられない」……このように思う人もいるのではないでしょうか。犬に比べて扱いにくいと言われている猫ですが、実は彼らのこともしつけることができるのです。猫のしつけについて考えていきましょう。

 

犬はしつけることができるけれども、猫はしつけることができない……このような言葉は、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

今回は「この説は正しいのか?」ということと、「正しくないとすれば、どのようにしてしつけていくのが理想的なのか?」ということについて見ていきましょう。

 

■猫をしつけることはできるのか?

猫は、犬に比べるとなかなかしつけるのが難しい動物だと言われています。「ドッグトレーナー」という言葉はなじみ深いものですが、「キャットトレーナー」という言葉はあまり取り上げられないところからもそれが分かるのではないでしょうか。

 

よく言われる話ですが、犬は群れをつくる動物です。そのため自分より目上の者、つまりボスに対しては服従心を発揮します。飼い主の方が犬よりも立場が上であることを、愛情をもって教えれば、犬は人間の永遠の相棒であり、忠実な部下であり、可愛い家族にもなってくれるでしょう。

 

しかし猫はそのようなことがありません。猫は犬ほどの服従心は持っていません。また「気まぐれ」の代名詞として使われることが多いことから分かるように、かなり自由気ままにふるまいます。

 

そのため猫をしつけて犬のようにしていくことは、非常に難しいと言われています。

 

ただしだからと言って、猫をしつけることができないわけではありません。猫もきちんと教えていけば、ある程度は言うことを聞いてくれるようになるのです。

 

■どうやって猫をしつけるの?

猫をしつけるために必要なのは、まずは「悪いこと、困ったことをしたその瞬間に怒る」ということです。

時間をおいてから叱っても、猫は何が理由で怒られたのかがわかりません。そのため同じ間違いを何度も繰り返しますし、場合によっては人間のことを嫌いになってしまいます。

 

叱るときには

・短いセンテンスで

・強く

・1回だけ

叱るようにします。

 

また、水鉄砲や霧吹きで水を吹きかける方法が有効です。

水は猫にとって「無害ではあるけれど不愉快なもの」であるため、「これをしたら水がかかるんだ」ということを覚えさせることによって「やってはいけないこと」を学習することができます。

 

またやってしまいがちな行動ですが、叱るときに名前を呼ぶのは望ましいことではありません。叱るときに名前を呼ぶと「名前を呼ばれる=叱られる」という図式が猫のなかで完成してしまい、名前を呼ばれることが嫌になってしまうからです。

 

爪とぎなどをいろいろなところでするという場合は、しつけと同時に対策を講じるようにします。爪をとぎ始めたら捕まえて爪とぎ板のあるところに連れていく、などの行動が必要です。そのうえで、「やってはいけないこと」をした場合はちゃんとしつけるようにします。

 

猫は犬に比べて、学習速度が遅いかもしれません。そのため飼い主さん側に、「長く付き合うぞ」という覚悟が必要になります。

 

■まとめ

猫のしつけは確かにとても大変なものです。犬ほど素直に話を聞いてくれず、命令も馬耳東風といったところです。

しかし、猫をしつけられる方法はあります。

 

まず悪さをされて叱られなければならないときは「短いセンテンス」で「1度だけ」「強く」叱ります。また、その際は名前を呼ばないように注意が必要です。

 

しつけには、水鉄砲や霧吹きも有効です。猫にとって水は「無害だけど嫌なもの」ですから、これを噴き付けることによっていたずらを防止することができるのです。

 

 
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