お仕事の裏側や業界話などご紹介!
コラム お仕事の裏側や業界話などご紹介!
トリマーの資格の種類と取り方のコツとは
トリマーの資格は、いくつかあります。ただ、そのなかでも、特にメジャーなのは、「JKC認定トリマ―」と「AAV認定サロントリマー検定」の2つでしょう。今回は、この2つについて触れていきます。
「トリマーになりたいけれど、どんな資格がいるのだろうか」と気になっている人も多いのではないでしょうか。
そこでここでは、AAV認定サロントリマー検定とJKC認定トリマーという2つの資格についてお話してきます。
■一番メジャーな2つの資格
トリマーの資格はいろいろありますが、もっともメジャーなのは、「JKC認定トリマー」と「AAV認定サロントリマー検定」です。
トリマーは資格を取得しなくても就ける仕事ではありますが、知識をしっかりたくわえて、動物をきちんとカットしていくためには、資格はぜひ持っておきたいものです。(通信制の資格もあります)
トリマーの資格の一つである前者は、般社団法人のジャパンケネルクラブが主催している資格です。
これは5つの段階に分けられており、ステップアップ式です。上の級にあがるためには下位資格を取得したうえで、数年の期間(2年~3年)をおかねばなりません。さらにそこから資格試験に合格する必要があるのです。
AAV認定サロントリマー検定は、特に「犬」に焦点を当てた検定試験であり、一般社団法人全国動物専門学校協会が主催しています。サロントリマーからトリマーS級までの6段階に分かれており、受験資格を得るための最低授業時間は150~700時間にまで及びます。
すべての犬種を対象としており、カットだけでなく耳掃除や爪切りなどの、トリマーに求められる勉強をすべて行うことになります。
■公認トリマー養成機関の学校に入りましょう
「JKC認定トリマー」は、上でも述べたように、学校に入らなくても取得すること自体は可能です。
ただし、
・18歳以上
・2年間、「一般社団法人ジャパンケネルクラブ」に所属
・この機関が発行するマニュアルに従って自分で勉強し試験に合格する
という制限が出てくるため、非常に難しいと言えます。
「すでに動物病院や動物美容院で働いて長いので、改めて資格だけがほしい」という社会人組でなければ厳しいでしょう。
そのためJKC認定トリマーもAAV認定サロントリマー検定も、特別な理由がなければ、専門の養成機関に入ることをおすすめします。
これに入ることができれば、卒業するだけで資格を取得することができるので、難易度はぐっと下がります。
また勉強の時間を確保しやすいだけでなく
・実技を伴った指導を受けられる
・最先端のトリミング事情を知ることができる
・仲間や先生と一緒に勉強をしていける
というメリットがあります。
そこでできた繋がりが、トリマーになったあともあなたを支えてくれるかもしれません。
■まとめ
AAV認定サロントリマー検定やJKC認定トリマーといった資格が、トリマー業界のなかではよく取り上げられている資格です。
これは独学で取得することができるものもありますが、なかなかいばらの道です。
すでに社会人で、それに近しい仕事についており、「資格だけがほしい」という人ならばこの方法でも良いでしょう・しかし、まだ学生で「トリマーという職業に就くことを夢みている」という人の場合は、公認養成機関に入って取得することをおすすめします。この方法の場合、資格に必要な勉強時間が確保できるため卒業するだけで資格を取得することができます。