お仕事の裏側や業界話などご紹介!
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トリマーになるには通信講座と専門学校とどっちがいいのか
トリマーになるための方法は、通信講座と専門学校で学ぶ方法があります。これにはそれぞれメリットとデメリットがありますから、それについてお話していきましょう。どちらを選ぶかの参考にしてください
トリマーを目指す人がまず決めるべきなのは、「通信講座で学ぶか、それとも専門学校で学ぶか」ということです。
これはどちらが良い悪いということはなく、それぞれ異なるメリットとデメリットを持っています。その内容について見ていきましょう。
■通信講座のメリット・デメリットとは
トリマーになるための方法として、「通信講座」があります。これは「日本ケンネルカレッジ」の「ドッグトリマー養成専門講座」からのライセンス合格コース(JCSAの「ドッグトリマー」)を目指す方法などが有名です。
通信講座の場合、家で学習することができます。そのため、時間的な余裕ができるのが大きなメリットです。
「親が別の四大を勧めてくる。犬が好きだからトリマーの学校に通いたいけど難しいかも」
「現在別の仕事をしていて、資格を取得した時点でトリマーに転職したい」
「ほかにも学びたい学問がある。もう1つの勉強のための大学に行きつつ、トリマーの資格を取りたい」
という人にとっては、通信講座は大きなメリットのあるものだと言えます。
また通信講座の場合、学校に通うよりも学費が安く済む場合が多いです。
そのため、金銭的に余裕のない状況でも勉強ができるのは大きな魅力です。
ただ、通信講座にもデメリットはあります。
そのなかでも大きいのは、「実技経験が少なくなる」ということでしょう。
専門学校では実技も練習することができますが、通信講座の場合はどうしてもそこの部分が弱くなります。
加えて、強制力がないので自分自身の気持ちだけで継続して勉強をしていく覚悟が必要になります。
■専門学校のメリット・デメリットとは
対して専門学校でトリマーの勉強をする場合、豊富なトリミング経験を積むことができます。通信講座ではなかなか行えないことでも、専門学校ではしっかりと勉強できるためトリマーとして就職した時の経験値が段違いになります。
さらに「学校に行く」ということで、ある程度強制力が出るため最後までやり切ることができやすいのも魅力のうちの一つです。専門学校で培った人脈が、卒業後のあなたを支えてくれることもあるでしょう。
ただし、専門学校での学習は時間的な拘束が非常に厳しいです。
そのため現在ほかの職業に就いていて辞めるつもりはないという人や、ほかの大学で勉強をしているといった人にとってはとることが非常に難しい選択肢だと言えます。
また、通信講座を利用して勉強する場合に比べてお金がかかりやすいのも確かです。そのため、ある程度の貯金があるか親からの出資が望めるかではないと、通い続けるのはなかなか難しくなるかもしれません。
■まとめ
通信講座での勉強には、時間的拘束の少なさと安さというメリットがあります。対して専門学校の場合は、「豊富なトリミング経験を積めること」「人脈が広がること」などのメリットがあります。
もちろんそれぞれにデメリットもあります。通信講座では実技経験の少なさや強制力のなさからくる挫折、専門学校の場合は社会人が通うのは難しかったり費用の面で厳しかったりするなどのデメリットがあります。
これらは、どちらが良い・どちらが悪いという話ではありません。それぞれに一長一短があるからです。どちらが自分に向いているか、ということを知るためには、それぞれの講座や学校の情報を集めることが重要でしょう。またカリキュラムの内容や、取得できる資格の違いから選んでもいいものです。